あらすじ
人間の心理感情や性格的傾向などを計測・数値化できるようになった近未来。あらゆる感情、欲望、社会的心理傾向がすべて記録・管理されるその社会で大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な現実に躍起になっていた。そして、人々は人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。犯罪に関する数値も"犯罪係数"として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。
刑事は、犯人を捕まえる「執行官」と、執行官を制御する「監視官」のチームで活動し、自らが高い犯罪係数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な"執行官"となりうる。それゆえに、犯罪者になりかねない危険も孕む"執行官"は、その捜査活動を冷静な判断力を備えたエリートである"監視官"に監視されている。
公安局刑事課1係のメンバーは、正義とは何かを常に突き詰めながら任務を遂行する。
感想
SFにありがちな特殊能力もなく、刑事たちが知恵比べで捜査する要素が強く、SFに頼り過ぎない本格的な刑事物としてすごく見応えがあってよかった。緊迫したアクションシーンは必見。
脚本が虚淵ということで”最悪”の最期も覚悟していたが、案の定黒。
シビュラシステムというものによって統制された世の中での、人々の意志の欠如や信念の希薄さなどのメッセージ性は強い。初めは公安局刑事があらゆる事件を扱ってく上でシビュラシステムを浮き彫りにしていき、後々そのシステムの脆さや必要性を説いていく、王道なシナリオだが設定がしっかりしているため陳腐にはならないしわかりやすくてとても良い。
やはり欲を言えば残虐シーンが目に余る。シビュラシステムとしての役割を明確にするための表現が残虐シーンだと、視聴者の意欲の妨げになるとおもうんだよなぁ。もう少し別の方法があったんじゃないかなと思う。
最期については不完全燃焼だったけど、2期&映画決定してるし、見ずに入られない!シビュラシステムとの決着が気になるうう。この作品自体がそもそも2クールで終われる話じゃなかったし、終盤はやや駆け込み気味だった。圧倒的に話数が足りない!アニメ自体商売だし仕方ないんだろうけど、話数伸ばしてコケたらあんまりだよ?期待させてくれよなー。
総評として展開もテンポよく進んでくれるし、見てて飽きがなく引き込まれる。30分があっという間に感じるとおもう。絵も好みが別れると思うが、俺は好き。声優も合ってると思うし、ざーさんの演技力の高さ・成長に感心した。カウボーイビバップとか機動警察パトレイバー好きな人は割とすんなりこの作品の世界観に溶け込めると思う。
点数は10点中8.5点。