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まさ時勢

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言の葉の庭

今年話題になった新海誠監督のアニメ「言の葉の庭」の感想・批評です。

ネタバレ含む




あらすじ 
 15歳の高校生・タカオは、雨が降るといつも学校をさぼって、公園で靴のスケッチを描いていた。

ある日、タカオはいつもの場所でとある女性と出会う。
彼女は昼間から酒を飲み、タカオと同じように仕事をさぼっていると言った。
タカオはしだいにその女性に惹かれていくが・・・ 

 まず、アニメーションの感想。この作品の最大の魅力であるところの背景描写がすごい。すごいことになってる。今まで見てきた中でズバ抜けて素晴らしいと言える。作中の7,8割が【雨】で描かれていて、この【雨】も作中のタカオとユキノのつながりとして用いれてるところにも注目したい。梅雨が開けたところも、それはそれで重要なファクターだったのかも。

 
 次に脚本と監督についてだけど、脚本は、はっきり言うと物足りなかった。掘り下げるとこの作品全編にわたって演出のために脚本が動いているのだ。もっと簡単な言い方すると、やりたいシーンのためだけに脚本を書いていることがありありとわかるということだ。最初の初めて二人が出会うシーン。特に会話をするでもなく、ぎこちない距離感が漂うベンチで、タカオが消しゴムを落とす。それを拾うユキノ。ほんの少し縮まる距離。
そしてユキノが去るその時。フッと微笑みながら短歌を一言口ずさむ・・・・。

俺「ああああああああああああああああああああああああああああ!!、アアッ!?」

 監督はスイーツ系下手くそだな~って思った。秒速の時はこんな感じじゃなかったのに、クライマックスシーンで、入野&花澤さんの名シーンだっていうのに、うるさいBGMつけちゃって、台無しだったわ。もったいねー。はぁ、ユキノちゃん可愛いからいいけどさ。
まぁ、こういった脚本に好意的になれる人ならいいけど、俺みたいなひねくれた感性をもったひとはまともにみれない。
逆に言えばシナリオ面での粗をきにしないひとこそ、最高に楽しめるアニメだと俺は思う。

 
 まとめとして、映像美としてはアニメ最高峰に近い。あと近代的な絵にしてはSFっぽいところも混じってたから、監督にはぜひ近未来のアニメも
描いてほしい。長編アニメだったのに、あっという間に終わってしまった。もっと見たかったなーと思える絵は間違いないのでオススメ。
ただ最後に、新海監督は脚本は外注にしよう(提案)
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